こんにちは、吉政創成の菱沼です。
今回は株式会社ファストコム様が手掛ける「ひとことめぐり商店」の事例をご紹介します。
こちらのサイトでは、日本が誇るべき伝統技術で作られた手仕事品を紹介し、販売するサイトです。素晴らしい伝統技術で作られた手仕事品たちの魅力を、職人へのインタビューと、画像、映像を用いて伝えています。現代の日本の生活様式の変化などから苦慮する職人たちを助けたいとの想いが込められたサイトです。
こちらのサイトではKUSANAGIの導入によってWebサイトが劇的に高速化されました。
■ひとことめぐり商店が抱えていたWebサイトの課題
画像、映像を多用したコンテンツが多く、Webサイトの表示速度の遅さが気になっておられました。速度改善に取り組んではいたものの、劇的な効果を生むことができなかったと言います。
■Webサイトが遅くなる原因はどこにあるか
さて、ご存じの通りGoogleはWebサイト、特にモバイルサイトの高速表示を推奨しています。これは、Googleが過去に行った調査で、モバイルでは3秒かかると直帰率が32%上昇し、以降、時間が伸びるごとに直帰率が増加するというデータに基づくものと考えられます。
さらに、こちらは少し古いデータですが、Pingdomの調査データです。
出展:https://royal.pingdom.com/page-load-time-really-affect-bounce-rate/
Pingdomの調査でも、5秒が経過すると38%直帰するといった結果が出ています。
直帰率や離脱率が上がるとCV率にも影響がでますので、Webサイトの表示速度の遅さは収益にも影響がでるのは明らかです。
特に昨今、スマートデバイスが普及し、サイトへのアクセスがモバイルを利用したものが中心となっているため、ユーザーがより快適にネットを利用できるようにすることが求められていると考えられます。(参考)
■動画や画像が多くても速度を改善することはできる
同社の場合、動画や画像、コンテンツの多さが目立っており、社内で様々な施策をおこなったものの結果がなかなかでなかったという経緯がありました。
そこでKUSANAGIを試しに入れてみたところ、自社が運営するほかのメディアと比べても100倍程度、レスポンスがよく感じたと言います。
では、なぜKUSANAGIを入れたら改善されたのでしょうか?
プライム・ストラテジーでは、Webサイトの高速化のポイントは「バックエンド」「ネットワーク」「レンダリング」の3つの側面からみるべきで、どれか一つだけの改善では不十分で、それぞれのフェーズに適した技術を、正しく利用することが重要だと考えています。
ですが、それを手動で実行することはなかなか大変です。
KUSANAGIは長年、多くのWebサイトを高速化させてきました。それは上記で上げたように、それぞれのフェーズで適した最適化を行うことが可能な設計がされているからと言えます。
プライム・ストラテジーが考える高速化手法の解については、「Developers Summit 2020 中村けん牛登壇レポート、「Webパフォーマンスガチ勢が本当に使っている技術」で一部ご紹介していますので、ぜひこちらの記事もご参照ください。
それでは最後に事例のご紹介です。
効果も目を見張るものがありますが、ひとことめぐり商店で紹介されている商品はとっても素敵なモノばかり。職人さんへのインタビューも読みごたえばっちりです。ぜひサイトにも訪れてみて下さいね。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
■事例のご紹介
運営中の他サイトと比べて表示速度が100倍向上!「ひとことめぐり商店」が感じた「KUSANAGI」効果
株式会社ファストコム / ひとことめぐり商店
<課題>
Webサイトと管理画面の表示速度を向上させたい。
<効果>
導入後、他のWordPressサイトに比べ、100倍以上のレスポンス速度が向上した。
<お客様コメント>
『KUSANAGI』自体は社内で話が出ていて、エンジニアと検討して、ちょっと試しにやってみない?となりました。それこそ社内のサイトだからこそ融通が利くところがあるので、じゃあチャレンジしてみようよとなり、システムの担当者がプライム・ストラテジーの方とお話をさせて頂いて、導入してみることになりました。やってみたら、これはいいぞ…!速い速い!みたいな。リアルにその速さを感じています。まだ商品登録数が多くなく、オープンしたばかりなので比較できる情報としては少ない面もありますが、明らかにこの状態でも速さを感じています。導入後は、厳密な測定では無いものの、他のWordPressサイトに比べて100倍以上のレスポンス速度向上が見て取れました。
https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/operate_jirei_hitokotomeguri/