WordPressの記事を作成するために使う「エディター」には、新旧2つの種類があります。新しい方は「グーテンベルク」、古い方は「クラシックエディタ」と呼ばれています。
かつては「クラシックエディタ」しか存在しなかったのでこのような呼び方すらありませんでしたが、2018年の大型アップデートで「グーテンベルク」という斬新なエディタが登場しました。
当初は新しいエディタであるこの「グーテンベルク」のみになる予定でしたが、あまりに斬新すぎたために利用者から不評の声が多く、従来の「クラシックエディタ」に戻すことができる公式プラグイン(Classic Editor)が登場しました。
みなさんはどちらのエディタを利用されていますか?
私は個人的にはグーテンベルクをおすすめしますが、比較するための情報をいくつかお伝えしたいと思います。
クラシックエディタのメリット
- WordPressのメンバーが開発している
- よくあるタイプのエディターなので使いやすい
- インターネット上にあるWordPressの解説記事ではこのエディタを使っている記事の方が多い(いずれ逆転されそうですが)
クラシックエディタのデメリット
- 公式サポートが2021年までで、その後は未定
グーテンベルクのメリット
- WordPressの新しい試みなので、一度はぜひ使ってみるべき
- 「ブロック」という新しい概念は、最近ではNotionというノートアプリ(と呼ぶには機能が豊富すぎますが)などでも使われている
- ブロックの配置や並べ替えが簡単
- 画像の挿入はブロックへドラッグ&ドロップ、YouTubeなどの埋め込みはブロックへURLをコピー&ペーストするだけで良い
- ブロックごとにCSSのclass名を書くことができるので、デザインのカスタマイズがしやすい
- 登場から2年経っているので、解説サイトが充実している
- 慣れれば使いやすい(・・・かも?)
グーテンベルクのデメリット
- グーテンベルクに対応していないテーマが存在する
- 慣れるのが大変(・・・かも?)
グーテンベルクで使える便利なプラグイン
新エディタがいまいちだと思っている場合は、いまいちな点を解消してくれるプラグインを探してみるのも良いですね。例えば次のようなプラグインがグーテンベルクに対応しています。
- Broken Link Checker
- 記事内のリンク切れを探して教えてくれるプラグイン
- Shortcodes Ultimate
- 50個以上のショートコードでボタンなどのデザインをカスタマイズできるプラグイン
- CoBlocks
- 文字の大きさや色を変えたりできるように、ブロックエディタの機能拡張ができるプラグイン
- EWWW Image Optimizer
- 画像を最適化してくれるプラグイン、既存の画像の一括変更にも対応
- Duplicate Post
- 投稿や固定ページの複製ができるプラグイン
いかがでしょうか?参考になるところがあれば幸いです。
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