ブロックパターンでWordPressを使ったWeb制作は今後どうなるか

ブロックパターンでWordPressを使ったWeb制作は今後どうなるか
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WordPressの公式サイトで発表されている通り、クラシックエディタの公式サポートが今年の末で終わります。みなさんは、ブロックエディタへの移行は済んでいますでしょうか?

The Classic Editor plugin will be officially supported until December 31, 2021.
https://make.wordpress.org/core/2018/11/07/classic-editor-plugin-support-window/

進化したブロックエディタをキャンバスとして使えば、ほとんどのレイアウトをユーザーが自分でデザインすることができます。しかし、レイアウトの作成に夢中になってしまって、本願のライティング作業が疎かになるのは困ります。

ここでブロックの本領発揮です。ブロックエディタには、再利用可能な「ブロックパターン」をあらかじめ登録しておき、その中から最適なレイアウトを選んで使える機能があります。

今までWeb制作者がクラシックエディタの「カスタムフィールド」を使って実現していた機能は、これからはブロックエディタの「ブロックパターン」で実現されるようになっていくことでしょう。

ブロックエディタを拡張できるテーマには、「Lightning」や「Snow Monkey」などがありますが、今後さらに拡充されていくと思われます。これらのテーマを元に子テーマを作ることに慣れてくれば、Web制作の作業時間を大幅に削減できます。凝ったデザインの場合は1から作らないと難しいかもしれませんが、今流行りのシンプルでスタイリッシュなデザインのWebサイトならば、これらのテーマの子テーマ作成でも十分に洗練されたサイトを作れることでしょう。

とはいえ、ブロックパターンを使った編集画面は、カスタムフィールドを使った編集画面よりも自由度が高く、デジタルに慣れていないユーザーには使いづらくなってしまう懸念もあります。

カスタムフィールドを使ったテーマではWeb制作者によってレイアウトがすでに作り込んでありますので、ユーザーは用意された入力項目に沿ってテキストや画像を入れていくだけできれいなデザインのページが完成します。ユーザーはレイアウトを気にする必要が一切ないのです。

一方でブロックエディタの場合は、ユーザーが、いつ、どこに、何のコンテンツを表示するかを制御しなければなりません。「どのブロック(パターン)を選ぶか」をユーザーが自由に決められるようになった代わりに、間違ったものを選んでしまうとWeb制作者が意図していたデザインが崩れてしまうことになりかねません。

そのため、今後のWeb制作では、ユーザーがブロックエディターに慣れているか(あるいは単にユーザーの好み)にしたがって、ブロックパターンと、Advanced Custom Fieldsプラグインを柔軟に使い分けていくことがしばらく続きそうです。

また、Web制作者には、これまでに積み上げてきた、カスタムフィールドを使ったオリジナルテーマの財産があります。Web制作効率を考えると、これらをバッサリと切り捨てるわけにはいかないはずですので、ブロックエディタへの移行はゆるやかなものになると考えられます。

ブロックエディタ自身や、それを使ったテーマの完成度や知名度が上がり、ブロックエディタを使ったWeb制作の評判が上がっていけば、いずれは乗り換えブームが来るかもしれませんね。

とはいえ、WordPress公式で発表されているバージョンごとのダウンロード数にも見られるように、ブロックエディタのテーマを使いたくないがために、WordPress自体のバージョンアップを渋っている人が少なくありません。最近、クラシックエディタの延命を訴える投稿がWordPressサポートサイト(https://wordpress.org/support/)にされていました。

WordPress公式が、利用者の多いクラシックエディタを本当に切ってしまえるのかどうか、まだ不確定な部分はあるような気がしますね。

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