少し前から終身雇用ではなくなっていますので、大半の方が定年まで勤めあげることを考えていない時代になりました。
労働市場における自分の価値がなくなると、将来食べていくのに苦労することは確実です。
常にいい仕事を得るためには、以下の条件が必要です。
1)能力の必要条件をクリアしていること
2)待遇条件が合うこと
3)新しい職場に適応しそうなこと
1)と2)については努力や妥協で何とかなりますが、3)は前提条件だったりしますし、しかもあとから修正がききにくいことでもあります。
3)の具体例としては、以下になります。
A)転職しすぎで信頼が減少⇒「どうせまた辞めちゃうんでしょ?」と思われる。
B)勤続30年ベテランで1社しか経験がない方⇒「今の職場のやり方になじみ過ぎて新しい職場になじめる気がしない」と思われる。
C)年齢に不相応な低い役職で専門職ではない
D)新しい組織になじめない性格
AとBとCはタイミングの話です。ぶっちゃけ話ですが、同じ会社で昇進を狙うより転職することで役職が上がることがあります。あと、成長する会社のほうが管理職のポストが増えるので役職が上がりやすいです。
昔、ヘッドハンターから、「30歳までに課長になって部下3人をマネージしてくれ、そうすれば、あと私(ヘッドハンター)がいくらでも出世させてあげる」と言われたことがあります。30歳までに課長で部下三名がエリートコースの一つの基準なのだと思いました。一方で50歳で係長で部下無しだとどのように思われますでしょうか? 技術力がある専門職なら全く問題ないです。でも、係長なので管理職ですよね。50歳で係長は少ないかもしれません。そのような方が面接に来られると、会社のほうは「この人いい人だけど、何か問題があるように見える」と思い、リスクヘッジをするべく不採用になるか、重要な役職で雇わなくなります。これは悪循環するので避けなければいけません。
ここまでの話をまとめると、タイミングが重要ということがわかると思います。別の例で言えば、転職チケットを数枚もって、良いタイミングでそのカードを切っていくゲームのような感じです。カードを全て切ったらゲームオーバー。そのカードには期限があり、高齢になる前に切らないとカードは使えなくなる感じでしょうか。
続いてD)の新しい組織になじめない性格については、代替面接でわかりますよね。「この人、相性合わなさそう」そういう上司の下で働くのはお互いに不幸だと思います。
そういう意味では、まずは面接を受けてみるのは良いことだと思いますよ。
面接を受けたからと言って、100%その会社に行かなければいけないということでもありません。でも、面接を受けないと自分の市場価値も分かりません。受けることで自分の可能性も見えてくると思います。
そこで、今回プライム・ストラテジーでは「就職相談カフェ」を開催することにしました。
この趣旨はプライム・ストラテジーの求人に興味がある方が、ちょっと話を聞いてみたい方向けの情報交換の手段です。
興味がある方は、以下よりお申し込みください。
https://recruit.prime-strategy.co.jp/recruit_cafe/
私と話したい人は「吉政さんご指名で」と書くと出てきます。
ちなみに、お話する内容はキャリアネタに関することだけですよ。
最近多いのは私がPythonの試験を主宰していることもあり、キャリアセミナーの講演の後、「転職と関係ないんですが、Pythonの次の試験の内容を教えてください」とか「Pythonの市場動向を教えてください」など質問される方がいますが、そういう目的でこのカフェ企画を使わないでくださいねw
それでは、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
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