■SEOではどっちが有利?
やっぱり最初に気になるのはSEO的にはどっちが有利なのかではないでしょうか。Googleによる過去の発言を調べてみたところ、2008年9月にどちらであっても変わりはなく、また、無理に動的ページを静的ページに変換する必要はないと公式発表されていました。その後、2014年には動的ページのURLについているパラメータが解りやすいものであれば、わざわざ変更する必要はないとコメントされています。それでも、どうしてもURLの変更を望む場合、301リダイレクトの処理をすることになりますが、どの程度継続させるかについては、ミューラー氏が大体1年程度であること、またその理由をコメントしています(2019年1月)。 (各詳細が気になる方は下記のURLをご参照ください。)不必要に静的化したURLよりもパラメータ付きURLをGoogleは好む
グーグル公式「301リダイレクトは1年経ったら外していいよ」発言の真意とは?【海外&国内SEO情報ウォッチ】
■わざわざ静的ページにする必要ある?
では、他の視点から見た時にはどうなるのでしょうか?それぞれについて一旦整理してみました。静的ページ | 動的ページ | |
速度 | 速い | 遅い |
セキュリティ | リスク低 | リスク高 |
ユーザー別表示 | 不可 | 可(例:SNS、買い物かご) |
リアルタイム性 | 無 | 有 |
バックアップ | 楽:HTML/画像ファイルをDL | △:CMSによる(※) |
■CMSで作ったページを静的ページにしたい!
Concrete5では拡張機能パッケージとして、WordPressではプラグインとして各デベロッパーから提供されており、それ以外のCMSにも何らかの手段は用意されていると思います。WordPressに関していえば、いくつか該当するプラグインは存在しており、名前が良く知られているものは以下3つなのではないかなと思います。- StaticPress
- SimplyStatic
- WP Static HTML Output
<導入経緯>
同サイトのCMSにはWordPressが採用されており、状況に応じた改修を行ってきた。また、Webサイトの安全性を高める目的で、動的コンテンツを静的HTMLに自動変換するプラグインStaticPressを併せて利用している。こうした背景が積み重なった結果、最近になって動作が極端に遅くなり、更新に2時間かかることもある上、エラーになることも出てきた。これに危機感を覚えた同社は、これを解決すべく、急きょ解決策の検討を行うことにした。
<お客様コメント>
静的化を行うツールを変更する方法も候補に挙がりましたが、それよりも『KUSANAGI』の方が根本的な解決をして頂けるというか、サーバそのものを含めて管理していただけるというスタイルだったので、こちらのほうがいいなと思いました。 実際、遅い原因の一つがWordPressの作りによるものだということで、ボトルネックになっているところをパッと見つけて、速くなる方法を契約前なのに提案してくれました。サイトの静的化スピードは格段に向上しました。更新に2時間かかるのはとても負担だったので、助かります。また静的化した公開サイトのページ遷移のスピードも上がりました。ページがサクサク表示されるのでうれしかったですね(笑。https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/jirei_sega/