こんにちは、南波真之と申します。
こちらの記事では、KUSANAGIユーザーが交流している、KUSANAGIユーザーフォーラムにあるトピックスをご紹介していきます。
このフォーラムには、KUSANAGIの基本的な使い方から、インストール時・運用時のお悩みまで、様々な投稿がされています。
KUSANAGIについて、わからないところがある方はぜひご参加ください。
今回は、KUSANAGI のDockerとプロビジョニング時についてのトピックです。
KUSANAGI のプロビジョニングについて
KUSANAGIは、超高速なCMSの実行環境で通常のLAMP環境と比較するとページキャッシュ非使用時にも約20倍の高速化を実現できます。KUSANAGIについては、主要クラウドサーバやVPS、レンタルサーバなどで利用できる他、VagrantやDockerを使うことも可能です。
(参考:KUSANAGIとは)
そんなKUSANAGIですが、利用する際にはいくつかの手順があります。まずはKUSANAGIの初期設定です。AWSやAzure、Dockerなど利用するサーバ環境を作った後に、サーバにログインして専用のKUSANAGIコマンドを使って行きます。タイムゾーンや使用言語、キーボードタイプの設定、ユーザーパスワードや鍵認証、使用するWebサーバ(nginxかApache)の設定、アプリケーションサーバの設定(PHP7, PHP8, PHP5, HHVM)を行います。
(参考:KUSANAGIの初期設定)
この手順の後に行うのがプロビジョニングです。
プロビジョニングとは、一般的には設備やサービスを提供できるような事前準備のことを言います。状況によって意味合いは変わりますが、KUSANAGIの場合は利用するアプリケーションの選択、ホスト名の設定、SSL証明書の設定、データベースの設定が行われます。
利用できるアプリケーションには、WordPress(+WooCommerce)、Concrete5、Drupal7、Drupal8とLAMP環境、Ruby on Railsがありますので選択します。
基本的にはどのサーバ環境でも行うもので、AWSやAzureでもDockerでも同様の手順となります。
(参考: KUSANAGIのプロビジョニング)
<寄せられたご質問>
こちらのコマンドでWPプロビジョニングを作成しようとしたところ
下記のようなエラーが表示されました。
コンテナ内のwp.shを実行時にwpコマンドが存在しない旨のエラーです。
どなたかわかる方がいらっしゃましたら対応方法をご教授頂けると幸いです。
ご質問の詳細はこちらへ: KUSANAGIver1.3.5 WP provisioning作成時のエラー
<寄せられたご質問への回答>
kusanagi-docker 1.3.5 のバグで、wordpress:wp-cli をきちんと取得できていませんでした。
いま、1.3.6 を作成したので、もう一度 install.sh を実行し、アップデートしてください。
回答の詳細はこちらへ: KUSANAGIver1.3.5 WP provisioning作成時のエラー
KUSANAGI環境の初期構築部分もフォーラムへ
今回取り上げた質問は、最終的にKUSANAGI側のバグということでした。KUSANAGIはオープンソースのソフトウェアを利用しているためそれぞれのアップデートや環境の変化での動作が場合によっては想定されないものになる可能性があります。
こういった疑問点はフォーラムを使っていただくと良いです。KUSANAGI開発を担当しているメンバーも回答しているため、KUSANAGI関連でのお問い合わせであれば、まずはKUSANAGIユーザーグループのフォーラムに質問を投げてみるのもよいかと思います。
ユーザーの皆さんで KUSANAGIに関する質問や課題を持つ方は、ユーザーフォーラムに投稿いただくか、もし自社で対応が難しい場合やより高度なサービスをご希望される場合は KUSANAGI公式サポートサービスというプライム・ストラテジーのサービスもありますのでご検討下さい。
また、お仕事やプライベートでKUSANAGIを使っている、という方はぜひフォーラムの質問への回答者としてもご参加ください!
ユーザーフォーラムが活性化していくとよりKUSANAGIが盛り上がっていくと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。