こんにちは、南波真之と申します。
こちらの記事では、KUSANAGIユーザーが交流している、KUSANAGIユーザーフォーラムにあるトピックスをご紹介していきます。
このフォーラムには、KUSANAGIの基本的な使い方から、インストール時・運用時のお悩みまで、様々な投稿がされています。
KUSANAGIについて、わからないところがある方はぜひご参加ください。
今回は、ConoHaとKUSANAGI、そしてSSL対応についてのトピックです。
ConoHaとKUSANAGIについて
KUSANAGIは、超高速なCMSの実行環境で通常のLAMP環境と比較するとページキャッシュ非使用時にも約20倍の高速化を実現できます。KUSANAGIについては、主要クラウドサーバやVPS、レンタルサーバなどで利用できる他、VagrantやDockerを使うことも可能です。
(参考:KUSANAGIとは)
そんなKUSANAGIですが、利用するにはパブリッククラウドを使うことが基本でAWSやMicrosoft Azureといった主要クラウドから、ConoHaやさくらのクラウド/さくらのVPSといった国内クラウドやVSPサービスでも利用することができます。
(参考: KUSANAGIのご利用が可能なプラットフォーム)
その中でもConoHa VPSは、KUSANAGIの導入が簡単でクイックスタートをしていきたいユーザーに重宝されています。特に、KUSANAGI Managerという機能によりブラウザ上でKUSANAGIの初期設定やWordPressのインストールなどの各種設定ができるため、ターミナルなどの黒い画面に慣れていない方でも入りやすくなっています。サイトの複数管理やSSLの設定、KUSANAGIの設定についてもKUSANAGI Managerである程度できるようになっていますので、KUSANAGIをはじめて使うという方はConoHa VPSから始めてみるのもいいかもしれません。
(参考:ConoHa VPS)
KUSANAGIのSSL化について
常時SSL化は今や、どのWebサイトにも必須の対応となりました。今では「http」のサイトを見ることはかなり減ってきており、「http」のサイトについてはセキュリティ的に対応が不十分という警告もしっかり出るようになりました。増加するサイバーセキュリティの観点からもSSL化を行い「https」にすることは、今や当たり前の対策です。
先程も説明しましたが、ConoHa VPSではKUSANAGI ManagerでSSLの設定も可能になっています。
その他にもkusanagiコマンドを使って対応することも可能で、自身で取得したSSL証明書を適用させたい場合など、こちらの方はより細かく設定ができます。
例
kusanagi ssl –email john@example.com saya |
<寄せられたご質問>
CONOHA VPS+KUSANAGI(LAMP) APACHE 環境で、study.drupal10.xyzのドメインに設定した後、SSL化を行おうとしたところエラーが発生しました。
ドキュメントルートは、設定ファイルで「DocumentRoot /home/kusanagi/studydrupal/drupal10/web」に設定されていますが、SSLコマンドを実施時にドキュメントルートが正しく設定されていないようです。
ちなみに、エラーとなるドキュメントルートは、変更前のもので、設定ファイルにはどこにも存在しません。GREPで確認しました(現在使用していないNGINX設定ファイルも残っていたので念のため変更しています)
なにかわかることがあればご教授いただけると助かります。
宜しくお願い致します。
ご質問の詳細はこちらへ: CONOHA VPS+KUSANAGI(LAMP) 環境でSSLが反映されない
<寄せられたご質問への回答>
matsubarah さん、こんにちは。
まずはトップページに書かれている事項をお読みください。
(kusanagi status の情報を添付してください。)
また、下記のトピックが参考になるかもしれません。
ご質問の詳細はこちらへ: CONOHA VPS+KUSANAGI(LAMP) 環境でSSLが反映されない
SSL対応など、必須の作業も慎重に
今回取り上げた質問では、KUSANAGIのSSL化の部分でサブドメインに対して実施したいというものでした。
SSL化については、SSL証明書にこだわりがなければKUSANAGI ManagerでサクッとSSL化をさせるのがいいと思います。SSL証明書を自分で取得したものを適用させたい場合などは、サーバ作業を行う必要が出てきますので、知見のあるエンジニアの対応が求められます。
SSL化は、既にhttpで動いているサイトを対応させる場合、リダイレクトの問題やKUSANAGIとは直接関係ないGoogle周りの設定修正などいくつか影響範囲が想定されますのでぜひ慎重に取り組んでください。
このように、不明な点はフォーラムを使っていただくと良いです。KUSANAGI開発を担当しているメンバーも回答しているため、KUSANAGI関連でのお問い合わせであれば、まずはKUSANAGIユーザーグループのフォーラムに質問を投げてみるのもよいかと思います。
ユーザーの皆さんで KUSANAGIに関する質問や課題を持つ方は、ユーザーフォーラムに投稿いただくか、もし自社で対応が難しい場合やより高度なサービスをご希望される場合は KUSANAGI公式サポートサービスというプライム・ストラテジーのサービスもありますのでご検討下さい。
また、お仕事やプライベートでKUSANAGIを使っている、という方はぜひフォーラムの質問への回答者としてもご参加ください!
ユーザーフォーラムが活性化していくとよりKUSANAGIが盛り上がっていくと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。