かなり長期化している新型コロナウイルスですが、まだしばらく影響を受けそうですよね。とは言っても新型コロナウイルスはいつまでも続くものではないはずです。
過去にもパンデミック型の感染症はおおよそ10年ごとに猛威を振るっていますが、ある程度封じ込めに成功してきています。(完全に撲滅してきたわけではないですけど) いろいろ不安視されているワクチンも時間とともに安心感が増し、インフルエンザと同じようにワクチン接種でおおよそ封じ込められると思います。(これについては異論はないと思います)
新型コロナウイルス感染症の前後においてWebマーケティングの重要度を考えてみると、その度合いは人によって感覚が違うと思うのですが、おおよそ、Afterコロナのほうが重要度が増しているはずです。そもそも長い目で見ると、大昔はハンドinハンドでの営業や販売が100%であり、その後、Eコマースの普及により、人手を介さない営業が進んできています。人手を介さないということはネット上での集客が当然重要で、新型コロナウイルスによって、よりその重要性を再認識されたという感じですよね。
さて、現状はといえば、調子がいい会社や、勝算が見えている会社が中心にWebマーケティングに力を入れて、アクセルを踏んでいる様相と感じています。前回のコラムでも書きましたが、お陰様で当社はかなり忙しい一年を過ごすことができました。
そして、そうではない会社は様子を見ている状況が多いのでしょうか。「コロナが終わってからやりますよ」という声が聞こえてきそうです。しかし、そのタイミングでいいのでしょうか?
先んずればなんとやらと昔から言ってますし、そもそもGoogleが天下を取っているSEOの分野では、先に上位の順位を取った方が強いですよね。少し解説すると、先にいい順位を取ると、そのあとに検索した人は上位の順位のリンクを苦リクするので、一度いい順位を取ると長い間上位にいることが多いからです。
さて、市場全体が停滞して、情報発信が少ない今こそ情報発信をすれば差別化ができ、SEOが活性化するのは間違いないです。そう考えれば、Webマーケテイングにおいて、チャンスはコロナ開け前からのアクセルですよ。
情報発信するネタがない?と思う方は、営業マンの方の営業トークの中にネタがあるので探してみてください。それでも見えない方は、競合会社の情報発信を分析してみてください。そもそもAfterコロナではビジネス展開に少し変化があるはずです。今までと同じシナリオでもないと思うのです。そうであれば、その新シナリオをWebリニューアルに乗せて展開してみてはいかがでしょうか。
最後にリニューアルするときにチェックするべき項目をお伝えします。これが全てとも思いませんが、参考になる部分があれば幸いです。
- 最新の高速化技術(KUSANAGIやWEXALのことを言ってます)を導入しましょう。この3年くらいで高速化技術はかなり進化してます。人工知能でチューニング運営できたりします。
- CMSも最新のアーキテクチャーでシェアが高いものにかえましょう。シェアが高いものは保守の話や機能改善の面でも安全・安心です。WordPressは全世界のWebの4割のシェアを持つまでになりました。
- 運営のアウトソーシングを考えましょう。Webにコンテンツをアップすれば人が見に来る時代ではもうありません。ニュースリリースやSNSや動画と連動した総合的なマーケティングを推し進めるのが主流です。これらのコンテンツを管理するのはかなり大変です。CMSや実行環境のメンテナンスはアウトソーシングし、コンテンツに注力した方がいいです。プライム・ストラテジーは他社が構築したWebもマネージドや保守サービスで運営をお受けします。
- 主要なページのURLは変更しない方がいいと思います。リダイレクトすればいい、リライトすればいいという方もいますが、経験上、Googleリファラーのダメージは3割くらいありますよね。主要なページのURLは変えない方がいいと思います。
私の意見を聞いて、偏ってるなぁと思う人もいるかもしれません。ただ、私はコンテンツに集中してその他を最善手で効率的にリニューアル・運営しようと思うと、上記が正解だと思います。私はマーケティングコンサルタントであると同時に、Python試験やPHP試験などの経営もしており、Webマーケティングのユーザでもあるのです。経営者として一番儲かるWebマーケティングを考えると、最低でも前述の点はリニューアル時に対応した方がよいと思っています。
ご参考になるところがあれば幸いです。