2020年度版「Web制作会社の見分け方」

2020年度版「Web制作会社の見分け方」

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。この数年は当社でもWeb制作を行って言いますが、それまでの数年はWeb制作会社が作成したWebを活用してWebマーケティングをしていました。そんなこともあり、Web制作会社のことをそれなりに理解しています。

今回は2020年度版ということで、SEOの状況もかなり変わってきたので、2020年の5月時点の状況を踏まえて説明したいと思います。細かい話をすればいろいろあるとは思いますが、特にここを見てほしいというのを紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

一番大きなチェックポイントはWeb制作会社の自社Webです。Web制作の成果はディレクターやそのメンバーに依存するのですが、途中で変わってしあむこともあるので、Web制作会社のサイトをチェックした方が比較的ぶれない判断ができると思います。

1.チェックポイント:デザイン

重要なのはこの次のチェックポイントなのですが、まずは当たり前のことを書きます。Web制作会社のサイトは看板でありショーケースなので、デザインのテイストや品質を見れば、おおよそ成果物のデザイン性や品質も見えます。ちゃんとUXを勉強しているかどうかなどもチェックするべきです。UXについてざっくり確認されたい方は、UX国内第一人者の黒須先生のコラムをぜひご覧ください。

2.チェックポイント:Googleツールでチェック

世界や日本でも検索エンジンシェアで95%前後を獲得しているGoogleのSEOはとても重要です。Googleに対するSEOについてはいろんな業者がいろいろなことを言っています。ブログやコラムにもいろいろな情報が出ています。それらの情報には古いものもあります。ただ私が思うのはGoogleに対するSEOを重視するのであれば、Googleが提供しているツールでチェックして判断するのが一番です。よって、Web制作のプロであるWeb制作会社の自社サイトをGoogleの代表的なツールでチェックするのが、その会社のSEOノウハウや技術力をチェックするうえで一番手っ取り早いのです。代表的なツールを二つ紹介します。

  1. Test My Site(表示速度チェックツール) https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/feature/testmysite/
  2. モバイルフレンドリー(モバイル対応チェック)https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja

他にもいろいろありますが、ありていにこの二つで十分と思っています。多くのWeb制作会社の自社サイトを見ると見栄えはそれなりに良いので、モバイルフレンドリーでチェックしても問題が出ることは少ないです。一番問題なのは、Test My Siteのほうです。多くのWeb制作会社にはディレクターやデザイナーが多く在籍していて技術者が在籍していることは少ないですし、また技術的に??な方も割と存在します。間違ったことを堂々と説明されていたので、会議の場で「もう少し勉強された方がいいと思いますよ。」と発言したこともあります。

Web制作会社の自社サイトが遅い場合、高速化する技術や方法を知らないということですので、出来上がってきたWebサイトもおそらく遅いはずです。技術が足りないということは、技術的な障害が発生したときに対応できないように思えますし、そもそもセキュリティ面では大丈夫なのか?とも思います。保守契約してもコンテンツしか保守しませんとか言われそうで怖いです。

一方で、見た目が良いサイトができるとお客様は満足して、速度が遅くても「まぁこんなものかな」って思ったり、完成サイトをパソコンで確認する人が多いので、速度が目立ちにくいのです。前述のTest My Siteで計測すれば、Googleからペナルティを受けているかもわかりますので、是非チェックしてみてください。

さてさて、Test My Siteで遅い判定が出てしまった方へアドバイスをします。

Test My Siteを使って、表示速度が2.5秒を超えると「遅い」判定が出ます。これが通常ペナルティと言われているもので、検索順位が上がりにくくなります。また、Webサイト閲覧者の離脱率が上がりやすいので、2.5秒を切るようにチューニングする必要があります。個人的な見解ですが、例えばWordPressのノーマルな状態で、3.5秒くらいの結果であれば、Autoptimizeなどの高速化プラグインいれるか、KUSANAGIまたはWEXALⓇを導入すれば何とかなることが多いです。(遅い原因にもよります)3.5秒から5秒くらいだと、高速化プラグインまたはWEXALⓇとKUSANAGIの両方で対応しないと多くの場合、解決しないはずです。5秒を超える場合はあまり見たことがないですが、もう手に負えないケースがほとんどだと思うので、日本トップクラスのWebサイト高速化技術を持つ、プライム・ストラテジーに相談した方がいいと思います。

※過去7秒くらいまで見たことがありますが10秒を超えるようなWeb制作会社があれば、ちょっと考えた方がいいですよ。(見た目だけで技術が伴っていない可能性が高いです)

Googleから遅い判定を受けていると、頑張ってコンテンツを作っても検索エンジンから流れてこないので、つらいですよね。Webはやはりみられてなんぼだと思うのです。コンテンツを作っても見られないと、そのうちコンテンツを更新しなくなって、活動が停滞した会社に見られてしまいますよね。

多くの場合、KUSANAGIやWEXALⓇを入れれば、速度については解決します。無料のツールもありますので、興味がある方は以下にサイトを見てみてください。
https://kusanagi.tokyo/
https://www.wexal.jp/

最後に遅いサイトを作ってしまったWeb制作会社の言い訳を列記します。

「Test My Siteは厳しめのツールなので、みんなクリアできてないんですよ。」(実際に厳しめですが、KUSANAGIとWEXALでクリアできますから)

「画像が重たいので仕方ないです」
(KUSANAGIとWEXALで画像も軽くできますから)

「うちはデザイン会社なので範疇外です」
(プライム・ストラテジーは他社が作ったサイトも保守したり改善させたり、マネージドサービス提供します)

「Googleのツールって当てにならないんですよね」
(Googleの検索順位を狙うのにGoogleのツールの結果を信じなくて何を信じればいいのでしょうかww)

高速化をするために、昔はチューニングに数十万円かかっていました。今はKUSANAGIやWEXALⓇなどで簡単に高速化できるようになったのです。

最新の技術をぜひ活用して、効率的なWebマーケティングを展開してください。

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