WordPressのバージョンアップは任せてしまおう

WordPressのバージョンアップは任せてしまおう

こんにちは、菱沼です。

前回、WordPressユーザーが利用しているWordPressとPHPのバージョンに関する統計をご紹介しました。さらにその前にはWordPressを取り巻く脆弱性に関するデータについて取り上げました。

前回までにご紹介したデータはWordPressを取り巻く現状についてのデータをご紹介したものになります。バージョンアップには脆弱性への対処が含まれているため、できる限り早く適用したいところですが、予算や工数、動作への不安などを考えるとなかなか手をかけられないというケースは多々あります。

「今は問題がなくても、いつ脆弱性の危機にさらされるかわからない」、「古いバージョンのものはいつかサポートが行われなくなる」といったように、バージョンアップをしていない企業のすべてが何も不安を抱いていないかと言えばそうではないと思います。

今回はそうした何かあったときのためのサポートを外部に求めた事例をご紹介します。

■まずバージョンアップについてまとめ

WordPressに脆弱性が発見された場合、脆弱性を解消したバージョンがすぐに提供され、ユーザーはできる限り早くバージョンアップすることが推奨されています。

基本的なWordPressの公式見解は、「最新版以外は安全に利用できない」です。とはいえ、それ以前のバージョンで、セキュリティバージョンアップが絶対に行われないかと言えばそういうわけでもありません。ただ、必ず提供されるわけではありません(参考)。

また、WordPressに欠かせないPHPに関して言えば、基本的には大体3年ほど(アクティブサポート2年、セキュリティサポート1年)でバージョンアップが行われなくなります。現在のPHP最新バージョンは7.4ですが、2016年にリリースされた7.1は今後バージョンアップを行わない予定です(参考)。また、WordPressからはPHP5.2~5.5までのバージョンのサポートを終了する旨のアナウンスが1年ほど前にされています。

(ちなみに、前回の記事を書いた1か月前の時点では6割ほどが7.1以前を利用していましたが、この記事を書いている時点では5割に減少していました。)

■なぜバージョンアップしないか

冒頭でも書いた通り、セキュリティアップデートや、サポート終了の問題に関してはどの企業も認識しており、アップデートできない状況に危機感を抱いている担当者(特に情シス)は必ずいると思っています。

それなのに、なぜバージョンアップが進まないかと言えば、大体つぎのような理由だったように感じています。

  • 予算がない
  • リソース不足のため、検証にかけられる人手がない
  • 検証できるほどの知識やノウハウ、環境がない
  • 機能が動かなくなることへの不安(万一の対処法がない)
  • いま問題が起きていないからウチは大丈夫という自信

こうした悩みは、技術者ではない自身にも思い当たる節があります。

WordPressは有名なツールなので、ある程度の情報はWeb上にあふれているため、参考にしながらできることもありますが、技術力がないため真偽が不明なものもありますし、技量から言っても対処ができないものも当然たくさんありました。

当時、都度悩みながら詳しそうな人に聞くか、時間を見つけては検証環境で何度も試していました(インフラは完全にエンジニアにお任せ)。なんとかなっていたのは、聞ける環境、対処できる人員がいたからこそで、対処できる人を神様のように思ったこともありました。そうでなければ、ほかの業務の兼ね合いもあって放置していた可能性もあります。

■ぐるぐるするから対処法とサポート求む

とは言え…放置し続けるのも問題ですよね。古すぎたらもういっそ一から作り直して、現代にあったものにするという手段もありますが、それには予算という高い壁が立ちふさがります。基幹系システムと連携しているなどの作りこみをしていれば考えることも増えます。セキュリティやwebに関心のある上長や経営者でなければ、多額の予算をもぎ取ることはなかなかに困難なこともあるでしょう。(作りこんでいるからこそちゃんとしたいと思っている人は多いと思うのですが。)

しかも一度何とかしたところで、それは継続しなければならないわけで。毎度毎度考えるのも対処するのも正直めんd・・・大変です。(通常業務や突発的な業務もありますし!)

と、ぐるぐる悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

では何とかするにあたって、真っ先に相談する先といえばwebサイトを制作してくれた会社だと思います。ただ、作りこみをしていた場合、お断りされることもあると聞きます。

その次にGoogle検索で「WordPress サポート」とかで検索するのではないでしょうか。

当社は長年培ってきたWordPressの知識やノウハウが豊富にあります。そのノウハウを活かして開発されたKUSANAGIはWordPressを常に安心して利用できるような環境を実現するとともに、WordPressにありがちな速度遅延といった問題が解消します(ちなみに無料)。また、手厚いサポートが欲しい場合にはサポートサービスも提供していますので、より快適なweb運営を実現することが可能です。

今回最後にご紹介する事例であるコンデナスト・ジャパン様はあの有名雑誌「VOGUE」を発刊している企業です。同社では広告を扱うこともあり、安定したサイト運営が重要になるため、バージョンアップを含めたサポートを行ってくれる先を求めていました。

詳細は以下よりお読みください。

■事例のご紹介

月間3,300万PV、ティーン大注目の「VOGUE GIRL」を支える運用体制とは

コンデナスト・ジャパン

【課題】

WordPressのバージョンアップ対応などが必要になった場合、検証や動作確認をしなくてはならないが、WordPressのノウハウがなく、社内エンジニアのリソースも不足していた。

【効果】

  • 迅速、かつ、高度なWordPressのサポートがうけられるようになった
  • サポートを外部委託できたことでエンジニアのリソースを割く必要がなくなり、社内の運用負担が軽減できた。

【お客様コメント】

スタート当初は弊社のスピード感に対応できていないと感じたこともありましたが、改善を繰り返してそういったこともなくなりました。スピードも、実際出てくるものも、やり取りは比較的しやすいと思います。何か起きた時、バグが出たと騒ぎになった時にも、チャットツールで伝えるとすぐ反応があって、見てもえらえて修正までを迅速に対応してもらっています。

https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/operate_jirei_vogue/

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