KUSANAGIでWebサイトのセキュリティと運用体制の見直し

KUSANAGIでWebサイトのセキュリティと運用体制の見直し

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

Webサイトはサイバー攻撃の対象になりやすいため、セキュリティ対策はしっかりしておきたいですね。

今回ご紹介する事例の企業は、IPOを控えたタイミングで、Webサイト運営の見直しが必要となったことをきっかけに、Webセキュリティも考慮した運営を行うようにしようと考えられ、KUSANAGI環境を採用することにしたという事例になります。

Webサイトのセキュリティ対策、コストと人手がネック

予算の都合だったり、人手不足の問題だったり、Webサイトを管理する部署が複数あったり…様々な事情からWebサイトのセキュリティ対策に漏れや不足が出てしまうという事はよくあります。特に中小企業の場合は、実際にサイバー攻撃の被害に遭わない限り、投資対効果が見えづらいという理由や、セキュリティに詳しい人材がいないなどの理由から投資や人員の確保を渋られるということはままあるようです。

個人的な体験として、私が以前、複数サイトの運営を引き継いだ際、社内的な事情からサーバサイドのセキュリティアップデートが忘れ去られており、外部の方から穴があるという指摘を受けたことがあります。幸いにも、攻撃を仕掛けられるような事態にはなりませんでしたが、サーバ管理者が忙しく、また、他の重要タスクの存在や構成面などの諸事情から、緊急性がさほど高いわけではないと判断され、なかなかアップデートされず、やきもきした経験があります。さすがにサーバサイドをド素人が触れられませんし…。

という、よくありがちな体験をしました。

とはいえ、昨今は中小企業もサイバー攻撃の被害に遭う時代です。なるべく穴はないように、できる限りの対策はしておきたいと考えている企業は増えているだろうと思います。

ただ、セキュリティ対策をしたい!と思っていても、どうしてもコストと人手不足の問題が立ちはだかります。予算を確保しても、人手が足りなければ対応・管理しきれませんし、人手を外部に求めようと思えばそれなりのコストがかかります。最近の情勢から経営層は危機感を抱いていると思いますので、昔に比べたら予算は取りやすくなっているかもしれません。ですが、ECサイトなどの売り上げに直結しないようなサイトの場合は特に、経営へのインパクトを与えにくそうという印象の下、実際には企業の信頼につながる問題であるはずなのに優先度を下げられてしまうという企業はまだあるのではと思います。

信頼性の高い会社を印象付けるWebサイト運営を実現

さて、今回ご紹介する事例に関して言えば、それまではレンタルサーバを利用しており、運用は自社内で管理体制を賄っていたものの、セキュリティ対策やシステム障害時の体制をきちんと構築していなかったそうです。IPOを目前に控え、セキュリティ面以外にもアクセス集中によるサーバダウンの可能性があることなどを含めて、信頼性を高めるためにも上場企業にふさわしい形にしようという事で見直しを図ろうとしたとのこと。

そこでWebサイトが抱える課題を改めて整理したところ、セキュリティ、管理体制、表示速度の3つが上がったそうです。担当者様がKUSANAGIを知っていたことや、WordPressを利用していたことからKUSANAGIの利用を検討したのだとか。

KUSANAGIはWordPressをはじめとするCMSを高速・セキュアに動作させるための構成(チューニング)の済みのサーバOSになっており、その中にはWAFなどのセキュリティ対策に必要な機能も備えられていますので、高速で安定・安全な環境でWebサイトを運営することができます。また、マネージドサービスを利用している場合はWordPressのアップデートも行ってもらえるので、対策の漏れを防ぐことができることから、採用に至りました。

KUSANAGIの採用に際し、レンタルサーバからの移設を含めたすべての対応をプライム・ストラテジーが実施したため、手間をあまりかけることなく、すべての課題を解決することができたということでした。

事例の詳細は以下よりご覧いただけます。

IPOを控えWebサイトのセキュリティ強化・保守運用体制づくり・表示速度の課題を解決

<課題>

  • IPOを控え自社Webサイトのセキュリティ面の向上やアクセス集中によるサーバーダウンなど、不測の事態が起きた際に対応できる体制を構築する必要があった
  • レンタルサーバを利用しており、セキュリティ対策や緊急時対応への不安があった
  • ビジネス上、高画質の画像を多く使うためサイトの表示速度が遅くなっていた

<効果>

  • 上場企業として十分なWebサイトの運用体制を構築できた
  • KUSANAGI環境によってサーバとWordPressに関係するセキュリティ対策が万全になり、保守運用体制が確立できた
  • 画像を多く使ってもサイトの表示が遅くなることなく速く快適なサイト閲覧が実現した

<お客様コメント>

IPOという会社としてステージが大きく変わる状況にある中で、Webサイトも上場企業にふさわしい対応と体制にしていく必要がありました。当社の主な課題としては、セキュリティ・管理体制・表示速度の3つでした。

KUSANAGIに決めてからはレンタルサーバからKUSANAGI環境のクラウドサーバへのWebサイト移設などプライム・ストラテジーさんにてまるごと対応いただいたので、移設に関して社内で手間となることはほとんどなかったですね。移設後はKUSANAGIのマネージドサービスを利用することで保守運用体制の構築とセキュリティ、表示速度の改善が全て実現できました。

社内の人間としてもWebサイトを安心しておまかせできるため非常に助かっていますし、周りのスタッフに聞いても『以前気になっていた表示の遅さが全くなくなった』ということを言っていたのでKUSANAGIにしてよかったです。また当社の企画営業はお客様とのお打ち合わせではモバイルでWebサイトを表示させながら説明するということもありますので、営業面でもメリットがあったと思います。

それでは今回はこちらで終了です。

株式会社リアルゲイト様が導入したサービスに興味がある方は以下のページもご覧ください。

KUSANAGI https://kusanagi.tokyo/
KUSANAGIマネージドサービス https://www.prime-strategy.co.jp/services/kusanagi-managed-service/

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

Case studyカテゴリの最新記事