こんにちは、吉政創成 菱沼です。
こちらのコラムでは、KUSANAGI導入事例を紹介しております。
さて、Webサイトを見ていると、たまにアクセスができない、もしくは、表示がとっても遅いサイトがあります。大抵はアクセスが集中しているか、サイト自体が重いかのどちらかだと思いますが、商品を販売するサイトやニュースサイトなどでこうした問題が起きるのは死活問題です。
今回ご紹介する事例は、月間8000万PVを抱える大型メディアサイト、「デイリー新潮」です。出版社系のメディアサイトの中でも最大規模のサイトとなる「デイリー新潮」は、場合によってはサイトダウンしてしまうこともあったそうです。
そこで、解決策としてKUSANAGIを導入することになりました。
■Webサイトの表示速度改善は多くのWeb担当者の課題事項
Webサイトの表示速度の重要性については多くの人がすでに認識しており、実際、Reproの調査によればWeb担当者の76.7%が表示速度の重要性を感じていると回答しています。
参考:Web担当者の76.7%が「Webサイトの表示速度」の重要性を認識。SEOやCVR改善に期待【Repro調べ】
(上記の記事では、実際にどういった取り組みをしてきたのかなども調査されていますので、興味がある方は是非ご一読ください。)
Webサイトの表示速度の遅さとなる要因としては、画像やHTML、CSSなどのWebサイトを構成する要素の他に、サーバやネットワークの重さも上げられます。
自サイトがなぜ遅いのかという原因を探る手段として使用する人が多いのが、Google PageSpeed Insightです。この中で重視したいポイントについてはプライム・ストラテジー相原氏がコラムを書かれていますので、ぜひこちらもご参照頂ければと思います。
参考:あなたのWordPressサイトの速度は平均以下? サーバの応答速度を計測してサイトの健康診断をしよう
■サーバ側の見直しも実施、PV増えても安定稼働を実現
さて、今回ご紹介する事例の場合、コンテンツの多さはもちろんですが、1つのサーバで複数のサイトを管理していたこと、それぞれのサイトのトラフィックが超膨大であることから、サーバが圧迫され、処理しきれなくなってしまい、最終的に2サイトともダウンするという結果になっていたそうです。
KUSANAGIを検討するにあたり、まずはプライム・ストラテジーがサーバやサイトの調査を行った上で、パフォーマンスがどれほど改善するか検証したといいます。
KUSANAGI自体の高速化効果に加え、サーバの構成を適切にしたことで、導入後1年たった時点でPV数が増えてもサーバ側のトラブルが発生することなく、安定した稼働を続けているようでした。
今回ご紹介した事例はこちらからお読みいただけます。
月間8,000万ページビュー超の大型Webメディアサイト『デイリー新潮』 大量アクセスによるサーバダウンと「激重」速度をKUSANAGIで解消
<課題>
- サイトにアクセスが増えると表示がとても重くなりユーザーの離脱が深刻になっていた
- 場合によってはサーバがダウンし、サイトの閲覧不可となるケースも発生していた
- 異常に気づいたら社内のメンバーが昼夜問わず保守会社に連絡するという事が多く、社内の対応負荷も高くなっていた
<効果>
- サーバダウンによるサイト閲覧不可を最小限に抑えることができた
- サイトへのアクセスが増えても高速な表示が実現でき、ユーザー離脱による機会損失を軽減できた
- 速度やセキュリティの懸念点があればプライム・ストラテジーが一次対応を行う保守体制が構築できたため社内のサーバ周りのメンバーにおける作業負荷が大幅に軽減された
<お客様コメント>
まずサイトの表示がとても速くなりました。更に嬉しいことに管理画面の方も速くなったため、自社の作業ストレスも減らすことができました。高速化だけでなく、サーバの方も安定的な稼働が続いており、Yahoo!トピックスに上がりアクセスが大量に来た際にもサーバダウンは気にすることなく、社内のメンバーも集中してコンテンツのことを考えられるようになりました。
それでは今回はこちらで終了です。
新潮社様が導入したサービスに興味がある方は以下のページもご覧ください。
KUSANAGI https://kusanagi.tokyo/
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。