こんにちは、吉政創成 菱沼です。
今回はKUSANAGIを導入した結果、Webサイトの表示速度だけでなく、管理画面の動作が速くなったという事例をご紹介します。
■WordPressが遅い!その原因は?
WordPressはコンテンツや画像の量が増えてくると、Webの表示速度が低下したと感じられることがよくあります。この現象は管理画面も同様で、Web担当者をしていたころは更新に時間がかかり、急いでいるときにはそれなりにイラつかされたことがあります。
そもそもWordPressが遅くなる要因にはどんなものがあるのかというと、以下のようなことが挙げられます。
1.画像/コンテンツが多い
2.画像/ソースが最適化されていない
3.プラグインが多い
4.アクセスが集中している
5.キャッシュを活用できていない
6.インフラスペックが適切でない
サイトを運営する期間が長くなるほどデータ量が増えていきますので、画像やソースの最適化は重要ですし、キャッシュを上手く活用すると改善される部分もあると聞きます。
また、私自身も経験があることですが、WordPressには便利なプラグインがたくさんありますので、とりあえずよさそうなプラグインを入れてみて、ダメだったら停止してというのを繰り返して使っていないプラグインが山積みになっていたり、たくさんのプラグインを使用したりするのも重くなる要因です。
今後使わないプラグインは「停止」ではなく「削除」すること。使用するプラグインは本当に必要なものに絞ること。意外と見落としがちですが、これも忘れないようにしたいことですね。
具体的な高速化方法については以前、プライム・ストラテジーの代表取締役である中村氏がDeveloper Summit2020で解説していますので、セミナーレポートをご参照ください。レンダリングやキャッシュについても説明されています。
■KUSANAGIの導入とサーバ移設で管理画面の速度に劇的な変化
さて、今回ご紹介する事例は「ニューヨーク便利帳」という、ニューヨークに在住する日本人や、ニューヨークに赴任予定の日本人に向けて、生活に必要な知識やノウハウ、地図など、ニューヨークに住む日本人が快適な生活を送れるよう、あらゆるトピックを網羅した情報誌のWeb版です。
そのため、コンテンツや画像が多いのは当然で、運営するほどその数は積み重なっていきます。それと同時に、プラグインの数も増えた結果、Webサイトと管理画面の遅さを顕著に感じるようになったといいます。
この事例の場合、KUSANAGIを導入する以前はWebサーバが日本国内にあり、更新をニューヨークで行っていたため、なお遅さを感じたことと思います。頻繁に更新が必要だと思いますので、結構なストレスになっただろうなと思います…。
そこでWebサイトの表示速度と管理画面を改善すべくKUSANAGIの導入に踏み切られることになりました。KUSANAGIの導入と共にWebサーバも現地に移動させたことで、よりストレスなく更新作業ができるようになったようです。
Webサイトの速度を何とかしたいけど、何から始めたらいいかわからない、なかなか対策のための時間を取れないなどのお悩みを抱えているようでしたらぜひKUSANAGIやプライム・ストラテジーのサポートをご検討ください。
■事例のご紹介
それでは、最後に、冒頭でご紹介した事例のご紹介です。詳細はリンク先でご確認下さい。
リアルタイムで必要な情報を伝えていく必要があるwebサイ トが抱えていた多くの悩みを「KUSANAGI」が解消。
Y’s Publishing Co., Inc. / ニューヨーク便利帳
課題:
- WordPress特有のコンテンツ量や画像数、プラグインの数に比例して速度が落ち、管理画面が重くなる症状がストレスとなっていた。
- 日本とニューヨークと拠点間の距離による速度への影響も大きく、SSL対応も早く済ませたかった。
効果:
- 管理画面の遷移スピードが向上し、画像アップにかかる時間が速くなった。モバイル版の速度も劇的に速くなっている。
- SSL対応もGoogleの警告が始まる7月に間に合わせることができた。
お客様コメント:
管理者としてコンテンツを更新していますが、ページ遷移に時間がかかることがストレスに感じていました。「KUSANAGI」導入後は、管理画面の遷移スピードが向上し、画像アップにかかる時間が速くなったのは非常に嬉しく、楽になりました。モバイル版の速度も劇的に早くなっているということなので楽しみです。SSL対応もGoogleの警告が始まる7月に間に合わせることができて安心しました。
https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/jirei_yspublishing/