あっという間にお正月が明けてしまいました。お忙しいとは思いますが、皆さまどうぞお体ご自愛くださいませ。 さて、これまで、Webサイトの表示速度の改善と、Webセキュリティをテーマに書いてきました。
今回は、速度の改善、セキュリティ面の強化の両側面に関わる、Webサイトの運用をテーマに取り上げてみたいと思います。
速度やセキュリティについては、どんなCMSを使おうが、スクラッチ開発だろうが関係なく重要な事項で、どちらの面でも適切な状態に保つためには運用体制が重要です。
目次
■サイトの運用体制の規模感は?
Webサイトの運用体制は各社のビジネスやリソース事情によって異なっていると思います。例えば、コーポレートサイトの運営であれば、1~数名でされていることが多く、ECサイトのようなビジネスの根幹になるサイトであればより大人数の体制を用意すると思います。私が以前の会社でWebサイトを5つ程運営していた頃は、別の業務を行いつつ、コンテンツの見直しや変更、CMSの管理、アップデート時の検証、制作会社とのやりとりなどを一人で行っていました。インフラ側でのメンテナンスが必要な場合にはインフラエンジニアに対応をお願いしていたため、一時的に増員しても3名以下でした。
当時、結構面倒だなと考えていたのは諸々の環境のアップデートで、検証やら不具合やらうんざり…。本番環境で実行するとなぜか真っ白いページになってしまったこともありました。
幸い、制作会社が非常に協力的で、かつ、手伝ってくれるインフラエンジニアがこの方面にも明るかったため、すぐに対処できました。そういえば、サーバ側のメンテナンスを失念していて、あわや…と冷や汗をかいたこともありましたね…。(当時の関係者様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。) ただ、これはできる人がいたからこその非常に恵まれたケースだと思います。すべての企業にそういった対応ができる人が揃っているとは限りません。ではどうすればいいのか?
■何でもできる人を雇うことは難しい
例えば、CMSの知識が豊富で、インフラがメンテナンスできて、セキュリティに詳しくて、おまけに表示速度改善などを含めたWebのノウハウがあって、という人材を確保することはなかなか難しいでしょう。ではそれぞれの分野に明るい人を雇うかと言えば、それもまたコスト面で難しいですよね。また、正直な話、担当者自身が忙しい業務の中で、Webサイトばかりを見ているわけにもいきません。ウッカリだってあると思います。そこで一つの解決策として、保守を委託するという選択肢が上がります。 保守会社を選ぶにあたっては、どんなことを手伝ってほしいのかを明確にすることが重要です。例えば、SSL証明書の更新作業やCMSやサーバのアップデート、Webの流行変化によるメンテナンス、バックアップ、障害が発生時には対応してくれるのか、24×365の体制は必須か、などでしょうか。
とにかくよく解らないからまるっとお任せしてしまいたい!というところも中にはあると思いますので、自社に必要なサポートは何かを相談しながら決めていけばいいと思います。
■KUSANAGI公式サポートサービスで、安心のWordPressサイト運営を実現
WordPressの高速化に非常に有効なKUSANAGIには、実は公式サポートサービスがあるのをご存知ですか?KUSANAGI公式サポートサービスは、お客様の要望に合わせ、WordPressの相談、メンテナンス、障害対応、インフラ面の対応などが行えます。詳しくは下記URLをご参照ください。こんなことはできるだろうか?というご相談があればぜひお問合せください。
https://kusanagi-hosting.com/ では最後に、保守サポート付のKUSANAGIマネージドプランをご利用のお客様の事例のご紹介です。
<課題>
・サイトを利用するユーザーが快適に閲覧できるよう、記事ページの表示速度を改善したい。・カスタマイズしたWordPressのバージョンアップを行い、セキュリティ面を向上させたい。
<効果>
・Webサイトと管理画面の双方の速度が改善し、快適に利用できるようになった。・工数をかけずWordPressのバージョンアップができ、セキュリティが向上した。
<お客様コメント>
ソースをお渡ししてからの対応が非常に早くて、質問も丁寧に答えてくれた。何をしたらいいのかなどもわかりやすく、準備もスムーズに進められたと思います。弊社は少し特殊な使い方をしていたので、問題なく進められるか少し懸念していたのですが、対応いただいた後全く問題なく動かせていたので、安心しました。ちょっと通常とは違ったサーバ構成のせいで少し課題もあったのですが、こうすればいいですよとすぐ答えてもらえて、これも助かったところですね。https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/jirei_activityjapan/ それでは今年も宜しくお願いいたします。