Webサーバのコストが2/3に、WordPressサイトの運用効率化にはKUSANAGIが効く

Webサーバのコストが2/3に、WordPressサイトの運用効率化にはKUSANAGIが効く

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

WordPressサイトは運営期間が長くなるほど、コンテンツ数も閲覧者も増えますので、Webサイトの表示速度や裏側の管理画面などが遅くなることがあります。

昨今はGoogleの方針もあってWebサイトの表示速度を上げるよう、各社様々な対策をされていますので、表側について遅いと思うサイトは減りましたが、意外と置き去りになっているのが管理側のように思います。

そこで今回はKUSANAGIを導入した結果、サーバ台数を減少させ、コスト削減に成功したという事例をご紹介したいと思います。

■WordPressサイトが重たい原因…

WordPressが重たくなる原因と言えば、画像・コンテンツの量の多さや、コンテンツの最適化がされていない、プラグインが多い、キャッシュが活用できていない、インフラスペックが最適ではない、アクセスが集中しているといったことがあげられます。

長く運用するほどWebコンテンツの量は増えていきますので、最適化やキャッシュの活用が必要になってくる部分が出てきますが、予算さえ許せばインフラスペックを上げてしまうのが簡単ではあります。

ただ、インフラスペックを上げていけばコストがひたすらかさむので、できるだけ最適化やキャッシュ活用、プラグインの管理を頑張りたいところではあります。

ですが、それをするには専門的な知識が必要な場面がどうしても出てきますし、日々の業務がある中で、片手間でやるのは大変です。

とはいえWebサイトの表示速度が遅ければ検索順位やコンバージョンに影響が出ますし、管理画面が重ければメンテナンスや更新に時間や手間がかかってイライラするのは必至なので、なんとか改善したいところです。

そうしたときにWebサイトの高速化に必要な処理がすでに済まされているKUSANAGIを使用すると、画像やコンテンツ、キャッシュの最適化が行われますので、Webサイトも管理画面もそう手間をかけずに高速化することが可能になります。

ついでにセキュリティ強化にも効果がありますので、セキュリティ対策を検討している方にもおすすめです。

ちなみに具体的な高速化方法については以前、プライム・ストラテジーの代表取締役である中村氏がDeveloper Summit2020で解説していますので、セミナーレポートをご参照ください。レンダリングやキャッシュについても説明されています。

■サーバコストを2/3に、WordPressサイトの運用最適化を実現

さて、そこで今回ご紹介する事例は日本国内の情報を英語でいち早く配信し、世界中で閲覧されているサイト「The Japan Times」です。

こちらのサイトは取材当時月間PV数800万を超え、1日100本ほどのニュースを24時間365日、国内外にいる編集者によって更新されています。事件や災害などが起きた場合には1分でも速く情報が配信されるよう運営されているため、安定したWebサイト運営やスムーズな更新は欠かせません。

そんな同サイトはWordPressで運用されており、これまでの運営でコンテンツ量は膨大になっており、表示速度も遅かったそうです。サーバスペックも上げていたそうですが、コスト増大の問題は避けられず、ある時起きた障害をきっかけに保守体制を含めた見直しをされることになったと言います。

そこで条件のあったKUSANAGIと公式サポートを採用したところ、快適なサイト運営が実現、サーバや保守にかかるコストは2/3に減少したそうです。

また、以前なら更新作業時に問題があると海外にいる担当者から連絡があったそうですが、今ではそれもなくなっているとのことで、KUSANAGIがWordPress運用の効率化に効果があったことがわかる事例でした。

■事例のご紹介

それでは最後に今回ご紹介した事例はこちらです。ご興味がある方はぜひご一読ください。

月間800万PV、日本最古の英字新聞「The Japan Times」がサーバ・保守料金を2/3に減少

株式会社ジャパンタイムズ様 / The Japan Times

<課題>

・保守会社がビジネスタイムのみで、土日・夜間に問題が発生しても対応ができない。

・トラフィック増によってサーバを増設したが、料金が跳ね上がってしまった。

<効果>

・24時間365日の保守体制を構築でき、安定したWebサイト運営ができるようになった。

・サーバ、保守のコストを2/3に減少させることができた。

<お客様コメント>

速度も改善され、海外担当者からは何か問題があったらすぐに連絡が来ますが、それもないので大丈夫なのでしょう。『KUSANAGI』はとにかく不思議ですね。前の環境の時に、データベース用のサーバには大きいものを3台、Webサーバは支援用を含めて3台用意していましたが、今回の移設で、小さいサーバになって台数も少なく、スケールも1/4程度のサイズです。なんで動いているんだろうなと不思議です。コストは、サーバ代金と監視、保守会社の3点のトータルで考えると2/3程度になったと思います。

https://www.prime-strategy.co.jp/achievements/jirei_japantimes/#more-18231

それでは今回はこちらで終了です。お付き合いいただきありがとうございました。

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